2014-01-01から1年間の記事一覧

約三十四年前から聴いていた曲

年明けには五十二歳になる私が十八歳だったとき、いちばん好きだったELOの曲。 ライヴではやらなかったけれども、オリジナルの<Like a rollin' stone. Steppin' out>の後での<I'm gonna be somebody>での<タータタタータタターター>というキーボー…

映画『ハンナ・アーレント』

映画『ハンナ・アーレント』を観ました。そこでハンナ・アーレントはこういいます。 ソクラテスやプラトン以来、私たちは<思考>をこう考えます。自分自身との静かな対話だと。人間であることを拒否したアイヒマンは人間の大切な質を放棄しました。それは思…

慰安婦制度への軍の関与

https://twitter.com/dobunko/status/525649410940616704 http://japanfocus.org/-David-McNeill/4202#.VESW-Bb_iXY.twitter

亀山郁夫批判全文PDF

遅ればせながら、亀山郁夫批判のPDFを更新しました。 http://www.kinoshitakazuo.com/kameyama.pdf 文庫のページ数に換算すると、1446ページ分の分量になります。もしFirefoxでご覧になって、ファイルが文字化けしてしまった方がいらしたら、…

塩野七生と慰安婦問題

女たちの戦争と平和資料館(wam)のツイート https://twitter.com/wam_peace/status/518358786696704000 【文藝春秋と塩野七生氏へ公開質問状送付】『文藝春秋』10月号掲載の「慰安婦大誤報」は歴史的事実を無視した虚報につき、質問への回答と記事の撤回…

宮市亮

water 加筆

上と下との動画の間に、こういう台詞があります。 When the Romans marching me to the galleys, thirst had nearly killed me, a man gave me water to drink. I went on living. I should done better if I had poured it into the sand. I am thirsty sti…

日本は棄権

日本は棄権、イスラエルのガザ爆撃・市民虐殺の国連非難決議積極的平和主義を訴える日本は、評決を棄権http://matome.naver.jp/odai/2140615863976869901https://twitter.com/basilsauce/status/492743377767923714Is there anything to be said?! This is G…

water

Ray LaMontagne - Empty

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【悲報!】亀山郁夫作の小説『新カラマーゾフの兄弟』

「いいかい、見習い僧君、この地上にはばかなことが、あまりにも必要なんだよ。ばかなことの上にこの世界は成り立っているんだし、ばかなことがなかったら、ひょっとすると、この世界ではまるきり何事も起らなかったかもしれないんだぜ」(ドストエフスキー…

いつも、まぢかにひかえた戦いには

"知識人にとってなすべきことは、生存の問題を超えて、政治的解放の可能性を問うことであり、指導層に批判をつきつけることであり、代替的可能性を示唆することである ── たとえ、この代替的可能性が、いつも、まぢかにひかえた戦いには無関係なものとして周…

『田中雄一作品集 まちあわせ』

『田中雄一作品集 まちあわせ』がいよいよ発売です。 2011年6月、私はこう書きました。 そんな「アフタヌーン」ですが、最新7月号に読みきりで掲載されているのが、田中雄一「まちあわせ」です。未読のひとはいますぐ買いに走った方がいいです。何度も…

いますぐ観てほしい、『デタッチメント』

いますぐこの映画を観てください。日本では劇場公開はされなかったらしい。DVDが出ています。 デタッチメント [DVD]出版社/メーカー: オンリー・ハーツ発売日: 2013/04/05メディア: DVDこの商品を含むブログ (6件) を見る 少し前にある青年に薦められて、…

XTC - Books Are Burning

Books are burning In the main square, and I saw there The fire eating the text Books are burning In the still air And you know where they burn books People are next I believe the printed word should be forgiven Doesn't matter what it said …

のんびりだらだら

昨日までの連投で、ひとまず最先端=亀山郁夫への直接の批判はお終いです。この後は新訳『トーニオ・クレーガー』批判文章 ── もちろんこれも最先端=亀山郁夫批判には違いないです ── の連投になるはずですが、それまでにまだ少し時間がかかります。それに…

なぜあるひとたちの目には最先端=亀山郁夫批判が醜悪に見えるのか?(6)

── 再び「連絡船」の一読者へのメール(この章は一昨年、二〇一二年八月十四日に書き上げていたものです) これもだいぶ以前に引用しました。 「ウンコはカレーではない」ということを説明するのが、なぜこれほど困難なのか。(純の◆姫林檎◆日記 http://www.…

なぜあるひとたちの目には最先端=亀山郁夫批判が醜悪に見えるのか?(5)

── 再び「連絡船」の一読者へのメール(この章は一昨年、二〇一二年八月十四日に書き上げていたものです) やや話がそれますが、右の事情がまさに『カラマーゾフの兄弟』読解ということで私の書くことの今後の重要な主題になります。あなたの「もう少し突き…

なぜあるひとたちの目には最先端=亀山郁夫批判が醜悪に見えるのか?(4)

── 再び「連絡船」の一読者へのメール(この章は一昨年、二〇一二年八月十四日に書き上げていたものです) また、あなたの「肥大した自尊心がどういうものかを理解しつつ、自分がどうなのかを検討し、自分はとり憑かれていないと結論を出し公言しているもの…

なぜあるひとたちの目には最先端=亀山郁夫批判が醜悪に見えるのか?(3)

── 再び「連絡船」の一読者へのメール(この章は一昨年、二〇一二年八月十四日に書き上げていたものです) さて、あなたは私について「人を踏みにじるのはいけない、人に悪意をぶつけてはいけない、それをわかっている人」であり、「人の悲しみや思い込みに…

なぜあるひとたちの目には最先端=亀山郁夫批判が醜悪に見えるのか?(2)

── 再び「連絡船」の一読者へのメール(この章は一昨年、二〇一二年八月十四日に書き上げていたものです) さて、右のようなひとたちのことを、あるいは、こういってもいいでしょう。修練を積んでいないひとたち、未熟なひとたち、初心者たち …… 。 ── と、…

なぜあるひとたちの目には最先端=亀山郁夫批判が醜悪に見えるのか?(1)

── 再び「連絡船」の一読者へのメール(この章は一昨年、二〇一二年八月十四日に書き上げていたものです) あなたが「民主主義者であることと知識人であること」の複雑さと責任の大きさとを過小評価しているはずはありません。では文化の問題、具体的に文学…

さあ、東大・沼野教授と新しい「読み」の冒険に出かけよう!(6)

(この章は一昨年、二〇一二年九月三十日に書き上げていたものです) (追記) 「立場」が人間よりも上にあるような社会なので、「立場」を守るということが何よりも優先され、「立場」を守るためには何をしても許されます。 その代表的な例が、福島第一原子…

さあ、東大・沼野教授と新しい「読み」の冒険に出かけよう!(5)

(この章は一昨年、二〇一二年九月三十日に書き上げていたものです) この「亀山郁夫現象」といわれるもののなかでいちばん性質(たち)の悪いのが、沼野充義のような「専門家」です。 なぜ一般の読者が最先端=亀山郁夫の仕事に騙されるのか? その読者に読…

さあ、東大・沼野教授と新しい「読み」の冒険に出かけよう!(4)

(この章は一昨年、二〇一二年九月三十日に書き上げていたものです) そうして、沼野充義がこれに乗っかります。 沼野 それはさておき、亀山さんが取り上げた『罪と罰』で「ラザロの復活」が読まれる場面に、話題を戻しましょうか。 これはとても大事な、『…

さあ、東大・沼野教授と新しい「読み」の冒険に出かけよう!(3)

(この章は一昨年、二〇一二年九月三十日に書き上げていたものです) 沼野 亀山さんには、ドストエフスキーの話を始めるといくらでも話すことがあるはずですが、きょうは他の場所であまり話していないことにむしろ焦点を当てていただきたいとお願いしてあり…

さあ、東大・沼野教授と新しい「読み」の冒険に出かけよう!(2)

(この章は一昨年、二〇一二年九月三十日に書き上げていたものです) 沼野 ただし、ドストエフスキーの魅力がここでいきなり発見されたわけではなくて、やはり強調しておきたいのですが、日本では亀山訳以前にドストエフスキー翻訳の長い歴史があり、多くの…

さあ、東大・沼野教授と新しい「読み」の冒険に出かけよう!(1)

(この章は一昨年、二〇一二年九月三十日に書き上げていたものです) 間違っていると知っていても、間違ったことをやってのける、人間のその能力にも私は驚いています。(スーザン・ソンタグから大江健三郎への書簡 木幡和枝訳大江健三郎『暴力に逆らって書…

卑怯者=野崎歓の醜悪(2)

そうして、野崎歓、こう書きます。 亀山さんのドストエフスキー翻訳、および研究の際立った特徴は、アカデミックな冷静さをほとんどかなぐり捨てるような勢いで、作家の核心に踏み込むと同時に、そこに自分自身の人生の謎を解く鍵を探り当てようとするところ…

卑怯者=野崎歓の醜悪(1)

先の松岡正剛が「馬鹿」であるなら、こちらの野崎歓は「卑怯者」で、その文章は醜悪の極みです。信じられないくらいです。もちろん、この野崎歓はあの野崎歓 ── 例の『赤と黒』の翻訳者です。 光文社古典新訳文庫から野崎歓訳で『赤と黒』の新訳が出た(上巻…