2011-01-01から1年間の記事一覧

『歌集 小さな抵抗 殺戮を拒んだ日本兵』

渡部良三『歌集 小さな抵抗 殺戮を拒んだ日本兵』読了。 祈れども踏むべき道は唯ひとつ殺さぬことと心決めたり虐殺されし八路と共にこの穴に果つるともよし殺すものかや新兵ひとり刺突拒めば戦友らみな息をのみ吐くものもあり縛らるる捕虜も殺せぬ意気地なし…

今井哲也『ぼくらのよあけ』

遅くなりましたが、完結巻=第2巻、すでに発売されています。傑作です。ぼくらのよあけ(2) (アフタヌーンKC)作者: 今井哲也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/22メディア: コミック購入: 11人 クリック: 124回この商品を含むブログ (50件) を見る 1…

いろいろ

このひと月いろいろありまして、いろいろ考えました。書きあがっていて、公開する予定だった文章もこれから書き直します。ま、いまは晴れやかな気分です。なんだかんだで休んでいたことになります。この間にもアーセナルの宮市亮の動向が気になりもし、今井…

まだお待ちください。

昨日、もうじき公開する予定の「平野卿子訳『トーニオ・クレーガー』がいかにひどいか」(文庫の字詰めにして約300ページ)を出版元の河出書房新社に送付しました。今日の午前中には届いているはずです。電話もかけ、直接の編集担当者にも渡してもらうよ…

まだお待ちください。

『トーニオ・クレーガー』についての原稿はすでに書きあがりました。しかし、その前にもうひとつべつの文章を書く必要が生じましたので、まだしばらくお待ちください。公開は、このままではお盆明けになってしまうかもしれません。 10ccで、他に好きな曲…

『田中さんはラジオ体操をしない』

『田中さんはラジオ体操をしない』上映後の対談。これはその場にいて聞きたかった。

『田中さんはラジオ体操をしない』

『田中さんはラジオ体操をしない』を観てきました。楽しい映画でした。『蟻の兵隊』の奥村和一さんや『神聖喜劇』の東堂太郎を思い浮かべました。ひとりでも多くのひとに観てほしい映画です。 こういう映画です。 http://urayasu-doc.com/tanakasan/story.ht…

OK Go - This Too Shall Pass

OK Goによる「This Too Shall Pass」のPV。二通り。曲のアレンジが違うので、どちらも楽しんでください。 なぜ「This Too Shall Pass」か? 下の映像の二曲め。一曲めの「Secrets」(OneRepubric)の紹介はすでにしています。この映…

本日発売。今井哲也『ぼくらのよあけ』第1巻。

本日発売。今井哲也『ぼくらのよあけ』第1巻。ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)作者: 今井哲也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/06/23メディア: コミック購入: 29人 クリック: 407回この商品を含むブログ (70件) を見る ハックス!(1) (アフタヌーンK…

田中雄一『まちあわせ』

『友達100人できるかな』(とよ田みのる)の連載が終わってからというもの、以前のように嬉々として手に取ることのできなくなってしまった「アフタヌーン」ですが、いまは今井哲也の『ぼくらのよあけ』 ── 今月23日には単行本が出ます ── だけを楽しみ…

『蟻の兵隊』の奥村和一さんがお亡くなりになりました。

池谷薫監督からのBCCメールがありました。 『蟻の兵隊』の奥村和一さんがお亡くなりになりました。享年86歳だそうです。 『蟻の兵隊』を観たひとは、奥村さんを記憶しつづけ、他の誰彼にも伝えていかなければなりません。絶対にこのひとを忘れてはいけ…

OneRepublic - Secrets

『トーニオ・クレーガー』についての文章がなかなか終わりにならないので、楽しい映像をいくつか紹介して、時間を稼ぎます。 このところ、ずっと聴きつづけているOneRepublicの『Secrets』のいろんな演奏。 まずは本家によるライブ。 同じく本家のアコーステ…

とどのつまり、同じ問題。何と? 亀山郁夫と。

1988年の映像

1988年大晦日の映像。 いま、この歌が再評価されているらしいですね。私はこれをリアルタイムでは聴いていなくて、数年後に何かで知って、CDを借りてきてテープに録音したんじゃなかったか? あのテープはどうしたろう? 忌野清志郎のファンだったわけでは…

OneRepublic - Secrets

逮捕

昨日、夜八時半過ぎ、前日に二十冊ものコミックを万引きしていた(昨日、ヴィデオ映像で確認していた)男がまた来ているのを見つけ、彼がまた犯行に及ぶのを確認、最後はこちらが馬乗りになって押さえつけ、警察に引き渡す。市の本署での私の聴取が終わった…

今井哲也『ぼくらのよあけ』連載開始

今日発売の「アフタヌーン」にて今井哲也の新作「ぼくらのよあけ」がスタートしました。初回から、すみずみまで作者の力が行き渡っているのがわかります。次号が楽しみです。 その楽しみな次号で、しかし、悲しいニュースもあります。とよ田みのるの『友達1…

『トーニオ・クレーガー』(新訳)

『カラマーゾフの兄弟』についての文章は書きつづけているのですが、今月河出文庫で『トーニオ・クレーガー』(トーマス・マン)の新訳が出たために、これについての長文を書かなくてはならなくなりました。新訳は平野卿子によるもの。 多くの欧米の作家同様…