2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧
1 今月発売の文春新書『なにもかも小林秀雄に教わった』(木田元)を私が購入したわけは、著者がキルケゴールとドストエフスキーについて書いているからなんですね。実はここしばらく、私はネット上で「木田元」・「キルケゴール」・「ドストエフスキー」の…
1 前回(=その四 ── 余計な「その五」が割り込んでしまいましたが、本来はこちらが「その五」になるはずでした)、キリストは個々の「人間の顔」を愛するのだ、彼の愛は「人類全体」に向けられるものではなく、生身のひとりひとりの人間それぞれに向けられ…
今回はちょっと寄り道をします。とりあえず、ひとこといっておきたいんです。これについてはまた今後いろいろしゃべっていくつもりです。 NHKテキスト(カルチャーアワー 文学の世界)「新訳『カラマーゾフの兄弟』を読む」が発売になりました。番組は、…
1 前回(=「その三」)で、『カラマーゾフの兄弟』について私は「こんな機会でもなければ・こんな馬鹿な読みかたの見本さえなければ、私がこの作品についてここまであれこれしゃべることはなかっただろうと思うんです」といいましたけれど、「あなたじゃな…