PDFファイル


 亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟』についてのこの一連の文章 ──「些細なことながら、このようなニュアンスの違いの積み重ねによって読者は、少しずつ、しかし確実に原典から遠ざけられて行く。」── もだいぶ長くなりました。前々回に書いたように、文庫本の字詰めに換算すると三〇〇ページ以上になります。
 そこで、もしかすると、もうweb上では読みづらい・読んでいられないという方があるかもしれません。そういう方のために、A4サイズのPDFファイルを以下のアドレスにUPしました。紙の方がよいという方は印刷してお読みください。

 なお、ページ番号の表記は「航行記」にしたがっておりますので、110から始まっています。ご了承ください。また、このファイルには「些細なことながら……」の直前の文章「翻訳の問題 ── 新訳『赤と黒』、『カラマーゾフの兄弟』」も含まれています。
 ここまでの印刷総ページ数は124ページです。A4サイズの用紙の枚数を覚悟してください。
「逆順に印刷」が便利だと思います。 

http://www.kinoshitakazuo.com/kameyama.html