『セブン・イヤーズ・イン・チベット』


 DVDを借りてきて『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(ジャン=ジャック・アノー監督 ブラッド・ピット主演 一九九七年)を初めて観た。なぜいままで観ていなかったんだろうと思った。今度初めて観たのは、池谷薫監督の新作『ルンタ』がきっかけだが、そうでなくても、これまでに観ておくべき作品だった。とはいえ、『ルンタ』を先に観ているからこその感じかたがあったはずだ。
 次に『クンドゥン』(マーティン・スコセッシ監督 一九九七年)を観ようと思う。この作品、タイトルだけは知っていたが、何を扱っているのかは知らなかった。なぜ、タイトルを知っていたかというと、音楽をフィリップ・グラスが担当しているからだ。
セブン・イヤーズ・イン・チベット』の原作は現在絶版だが、何とか購入して読むつもり。加えて、直接にはチベットから離れるが、『インディアスの破壊についての簡潔な報告』(ラス・カサス 染田秀藤訳 岩波文庫)と『第二のデモクラテス 戦争の正当原因についての対話』(セプールベダ 染田秀藤訳 岩波文庫)。それと、『ガンジー自伝』(マハトマ・ガンジー 蝋山芳郎訳 中公文庫)。もうひとつ『アイヌ学入門』(瀬川拓郎 講談社現代新書)。そうして、やはり私の考えは「Our lives are not our own」に至り着くはずなのだ。