ジェフ・リン『ロング・ウェイヴ』

ずっと待っていました。やあ、十年以上か。『ロング・ウェイヴ』だけ ── 『ミスター・ブルー・スカイ』が同時発売なんです ── が今日届きました。繰り返し聴いています。ジェフ・リンに「浸かる」という感じ。このアルバムの発売予告が出たとき、その日まではどうしても生きていたい、と思いました。二〇〇一年のアルバムのときもそうでした。


ロング・ウェイヴ

ロング・ウェイヴ




 二〇〇一年というのは、こちら。(商品紹介にジェフ・ラインとあるのは誤り)

ZOOM

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 それから、これも。発売時に私はドイツにいて、買いました。一九九〇年。バック・パッカーで、CDプレイヤーなんか持っていなかったのですが、ドイツに留学していた友人の下宿で聴きました。あとは、CDショップの試聴コーナーね。聴くたびに身体の何かがほぐれていきましたっけ。


Armchair Theatre

Armchair Theatre


 ここまで書いてきて、初めてわかったんですが、つまり、ほぼ十年毎に私はようやくなんとかジェフ・リンの新作を、生きて聴くことができているらしいです。このことだけでも、本当に死なずにいてよかった。

 ここまでの曲を聴いてもらえば、ジェフ・リンの歌でしかありえない形というもののあることがわかってもらえると思います。


 ジェフ・リンは六十四歳。私はあと三か月ほどで五十歳。私が前回アリョーシャになぞらえた宮市亮はもう少しで二十歳。そういうものだ。


 さて、最先端=亀山郁夫批判ですが、まさかほぼ二年の空白をつくることになるとは思っていませんでしたが、私はずっと書きつづけてはいたんです。もうじき再開します。最初は本当に集中的にUPしつづけることになると思います。



 ともあれ、一九八一年。