The Tank man


 もうずっと「最先端=亀山郁夫批判」の原稿のつづきを公開できていませんが、書きつづけてはいるんです。いまも原稿をいじっていて、「The Tank man」(「一読者へのメール」で言及した)の映像をこのブログにUPしていなかった(と思うんですが)ことにようやく気がつきました。
 というわけで、どうぞご覧ください。彼はああするしかなかった ── まさか自分がこんなことをするとは思わなかった ── んです。どうしようもなかった(選択の余地などなかった)。彼は、字幕にあるように「hero」なのかもしれませんが、彼に私が共感するのは、彼がああせざるをえなかったというその一点に尽きます。(そうして、いまや四十七歳になった私が、それでもずいぶん前から考えていることですが、この人生は「そうせざるをえない」ことの集積です。選択などありません。あるように見えてもそれは錯覚なんです。いい過ぎですか?)





「横板に雨垂れ」の「アンポトウソウゴ」にも感銘を受けました。中島みゆきの「ファイト!」を思い出しもしました。「ファイト! 闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水のなかをふるえながらのぼってゆけ」





中島みゆき - Singles 2000 - ファイト!


 やれやれ、こんなことだから「自己陶酔」だとかいわれるんですよね。でも、共感はしかたがないんです。

 また、宣伝もしておきます。「最先端=亀山郁夫批判」を最初からお読みになる方(あるいは、もう一度あらためて確認したい方)は、別サイト(本拠地としての)「連絡船」を開いてください。こちらの方が読みやすいはずです。「最先端=亀山郁夫批判」のような延々つづく文章の場合、ブログでは過去記事がずっと後ろに追いやられていくのが読みづらいんですよね。(本拠地としての)「連絡船」の方がその点、かなり楽に読めます。字も大きいし。