2010-03-09から1日間の記事一覧

「些細なことながら、このようなニュアンスの違いの積み重ねによって読者は、少しずつ、しかし確実に原典から遠ざけられて行く。」その一六

5-(15)- 2 高村 七月にお目にかかったときに、何に驚いたかといって、ドストエフスキーはもともと悪文で、どのようにも翻訳できるのだ、とお聞きしたことです。 亀山 ものすごく気分屋なんですね。癲癇症状の末期と分かるような文体が時々現れる。一文の…