2010-03-06から1日間の記事一覧

「些細なことながら、このようなニュアンスの違いの積み重ねによって読者は、少しずつ、しかし確実に原典から遠ざけられて行く。」その一六

5-(14) 朝日新聞(二〇一〇年一月三十一日)の「本の舞台裏」という記事にこうありました。 名著の新訳はプロに ヘーゲルの『精神現象学』(長谷川宏訳)、ドストエフスキーの『罪と罰』(亀山郁夫訳)など、ここ10年ほど古典名著の新訳出版が活況を呈し…